ドライフルーツを食べ過ぎて下痢をした経験はありませんか。
ドライフルーツは生の3〜7倍の食物繊維を含んでいます。その食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があり、それぞれの働きに違いがあります。
不溶性食物繊維は水に溶けず、水分を吸収してふくれ、腸壁を刺激して便の排泄を促進します。腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を盛んにし、消化管を通過する時間を短縮させます。また、消化管内で水分をかかえ込んで容積を増加させ、糞便の量を増やして便の排泄を促進します。
不溶性食物繊維には、セルロース(大豆、ごぼう、小麦ふすま、穀類など) ヘミセルロース(小麦ふすま、大豆、穀類、野菜類など) リグニン(小麦ふすま、穀類、完熟野菜類など)があります。
水溶性食物繊維は、水分保持能力が強く、食物をドロドロと粘りのある状態にします。また、小腸での栄養素の消化吸収を抑えて遅らせ、有害物質を吸着して体外へ運びます。
ブドウ糖の吸収速度を遅くし、食後の急激な血糖の上昇を防ぐため糖尿病の予防にも効果的です。また、コレステロールの吸収を抑制する事もわかっており、動脈硬化の予防や水溶性の中でもアルギン酸がナトリウムを排除して血圧を下げ高血圧を予防すると考えられています。。
水溶性食物繊維には、ペクチン(リンゴ、ミカン等の果物、芋類、 キャベツや大根等の野菜類)ヘミセルロース(こんぶやわかめなどの海藻類等)ガム質(大豆やカラス麦等の麦類、海藻類等)
ドライフルーツは、便秘の人には排便を促す効果がありますが、普段から下痢気味の人は特に食べ過ぎに注意が必要です。
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