甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが増加して、必要以上に体の新陳代謝が高まり、動悸や息切れが起きたり、汗をかきやすくなったりします。特に女性は更年期の症状と思い込みがちなので、次のような症状があれば病院での検査をお勧めします。
・甲状腺のはれ(のどぼとけのすぐ下あたり)
・動悸
・息切れ
・手の震え
・多汗
・暑がり
・体重減少
・全身の倦怠感
甲状腺ホルモンは、体の代謝を調節する働きがあるので、増加すると消化器系にも影響します。食欲の亢進やのどの渇き、下痢などを起こします。
甲状腺ホルモンTSH、FT3、FT4の増加は血液検査で解ります。甲状腺機能検査はこちらから
自分の体験ですが、元々どちらかというと下痢をしやすい体質なのですが、特に朝はひどく、わずか15分の通勤時間(徒歩)にもかかわらず、途中でトイレに行きたくなったらどうしよう・・という不安の毎日でした。職場の中間地点に公共施設のトイレがあり、何度か利用したことがあります。
旅行に行ったときも、必ずトイレの場所を確認して、いざという時すぐに駆け込める距離を保って行動するようになっていました。これが過敏性腸症候群というものなのかと思ったりもしました。
そんなある日、職場の友人が私の症状をみて、「それってもしかして甲状腺機能亢進症じゃないの・・?」といったのです。そんなこと少しも考えていなかったので、まさかと思いながらも調べてみると、思い当たる症状がいくつもありました。早速、病院を受診して検査をしてもらいました。その結果「甲状腺ホルモンがかなり増えてますね」といわれ、薬(メルカゾール)を飲み始めました。それとともに下痢の回数も減っていき、毎日の通勤の不安はなくなりました。現在も薬は飲み続けています。
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