過敏性腸症候群の症状は精神的なストレス、生活の乱れによって引き起こされることが多いため、症状を改善するにはこれらの要因を解消することが基本となります。
過敏性腸症候群の治療には、生活習慣の改善、食事療法、心理療法、薬物療法などがあります。
1)生活習慣の改善例
・規則正しい生活を送る
・十分な睡眠と休養をとる
・バランスの良い食事を1日3食きちんと食べる
・適度な運動を行う
・趣味などで気分転換をする
・リラックスできる時間や空間を作る
2)食事療法
下痢型:冷たい飲み物、香辛料、油分の多い食品、発酵食品など腸粘膜を刺激し下痢を悪化させる食品をさける。消化に悪い食品をさける。
・牛乳・乳製品を避ける
・飲み物は常温か温かいものを摂取する
・繊維の多い食品は控える
・脂肪の摂取を控える
・果糖は好ましくないので果物を少なく
・ソルビト−ル、カフェインの入った食品を避ける
便秘型:アルコール、香辛料、炭酸飲料、脂肪分の多い食品など刺激物をさける。食物繊維をとる。ビタミンB、ビタミンCをとる。
・繊維の多い食品を多く摂取する(緑黄色野菜、芋類、キノコ類、海藻類、麦、玄米など)
・水分は多めに摂取する(1日に1リットル)
ガス貯留型:ガスを発生しやすい食品は避ける
・牛乳、芋類、豆類、玉ねぎ、ゴボウ、果物、炭酸飲料など
3)心理療法
過敏性腸症候群は、その主な原因がストレスであることからも分かるように、心理的な問題と深く関係しています。担当の医師に症状の相談をしたり、カウンセリングを受けることで、原因となっているストレスが判明したり、ストレスの対処法が見つかることもあります。
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