ギラン・バレー症候群(Guillain-Barré syndrome:GBS)は、急性・多発性の根神経炎の一つで、主に筋肉を動かす運動神経が障害され、四肢に力が入らなくなる病気です。重症の場合、中枢神経障害性の呼吸不全を来し、この場合には一時的に気管切開や人工呼吸器を要しますが、予後はそれほど悪くありません。
病気の原因ははっきりしていませんが、ウイルス感染や細菌感染などがきっかけとなって、本来は外敵から自分を守るためにある免疫のシステムが異常になり、自己の末梢神経を障害してしまう自己免疫であると考えられています。約60%の患者さんの血液中に、末梢神経の構成成分である糖脂質(特にガングリオシド)に対する抗体がみられます。
ギラン・バレー症候群の2/3は、発症の1〜3週間前に風邪をひいたり下痢をしたりといった感染症の症状があります。感染の主な病原体はカンピロバクター、サイトメガロウイルス、エプスタイン・バールウイルス(EBウイルス)です。下痢症状があった場合、カンピロバクター感染の頻度が高く、主に軸索障害型のギラン・バレー症候群の原因となることが知られています。
1週間後、病理診断報告書が届きました。
診断名:Carcinoma in adenoma,SM1,Ly0,v0,HM0.VM0.Rectum(rs).EMR
何の事だかわかりませんよね。要するに、上皮内癌で一部は粘膜筋板をこえて粘膜下層に深達していますが、脈管侵襲は認められません。リンパ節転移はみられないということでした。大きさが小さかったことと早くに見つかったということで、完全に取り除くことができたので安心してください。でも検診は受けてくださいということでした。
ひとまずほっとしました。癌が大きくてポリペクトミーでは取りきれないと判断されたら開腹手術となります。そうなったら色々と大変でした。
受付を済ませた後、血液検査と出血時間の測定をします。内視鏡検査と同時にポリープ切除術を行うために必要な検査です。
それから検査着に着かえます。お尻の部分に穴の開いた紙パンツとガウンのような検査着です。検査台の上に横向きに膝を抱えるような姿勢になります。先生が登場し、いよいよ検査開始です。肛門にゼリーをサッとぬって内視鏡を挿入していきます。違和感です。“痛かったら言ってくださいね”と言われますが、痛いってどの程度なんだろう?お腹が張った感じはするけど・・。盲腸までぐいぐいと押し入れます(約2mくらい)。大腸には曲がり角が5か所ありますが、その曲がり角にあたると鈍い圧痛があります。
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