硬度 (こうど) は、水に含まれるカルシウム (Ca) やマグネシウム (Mg) の量を表す数値。計算法によってアメリカ硬度、ドイツ硬度、フランス硬度、イギリス硬度(クラーク硬度)等の種類があり、日本では戦前はドイツ硬度が広く用いられていましたが、戦後はアメリカ硬度を用いることが多いようです。
硬度の計算方法
・アメリカ硬度(mg/L ppm)
水1リットル中に含まれるカルシウム(Ca)マグネシウム(Mg)の量(mg)を、炭酸カルシウム (CaCO3))の量に換算します。それぞれの原子量はCa:40、Mg:24.3、分子量はCaCO3:100なので、計算式は
硬度 (mg/L)≒カルシウム量 (mg/L)×2.5 + マグネシウム量 (mg/L)×4.1
となります。
・ドイツ硬度(°dH)
水1リットル中に含まれるカルシウム・マグネシウムの量(mg)を、酸化カルシウム (CaO) の量に換算し、10mg/Lを1度(1°dH)とする。
軟水:0〜60未満
中程度の軟水:60〜120未満
硬水:120〜180未満
非常な硬水:180以上
ヨーロッパの水はほとんどが硬水です。フランスの有名なミネラルウォーターであるエビアン (Evian) やヴィッテル (Vittel) の硬度は300を超え、WHOの基準では「非常な硬水」に属します。
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