清涼飲料水やガムなどに含まれている甘味料の糖アルコールやオリゴ糖は大量に摂取すると下痢を起こすことがあります。
清涼飲料水には、甘味を出すために、色々な甘味料が使われていますが、その中で、糖アルコールとオリゴ糖は大量に摂取すると下痢を起こすことがあります。それは、これらの物質が小腸であまり吸収されず、大腸で内容物の保水性を高めることと、大腸の腸内細菌の栄養源となって腸内細菌の活動で腸が刺激されることが原因と考えられています。甘味料による下痢は一時的なものです。
清涼飲料水に入った糖アルコールは、スポーツ中などにがぶ飲みして一度に大量に摂取してしまうために、下痢症状を起こすことがあります。大量に摂らなければ下痢にはなりません。
プルーンを大量に食べると下痢をするのも成分のソルビトールが原因です。例外として、糖アルコールのエリスリトールは小腸で吸収され、そのまま尿に排出されるので普通に摂取する濃度では下痢を起こしにくいとされています。
なお、糖アルコールやオリゴ糖は小腸で分解されにくい分、砂糖よりカロリーは低いのですが、甘味度が低いために、同じ甘さを出すためには砂糖より多めに入っていて、トータルのカロリーは砂糖とあまり変わらない場合があります。
主な甘味料
・糖類
単糖類:ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、ブドウ糖果糖液糖、キシロース
二糖類※:砂糖(ショ糖)、麦芽糖(マルトース)、乳糖、トレハロース、水飴
オリゴ糖:フラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ラクトスクロース(乳果オリゴ糖)、キシロオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、ラフィノース
・糖アルコール
エリスリトール、キシリトール、ソルビトール(ソルビット)、マンニトール(マンニット)、マルチトール(還元麦芽水飴)、還元水飴、還元パラチノース、ラクチトール(還元乳糖)、イソマルト、還元オリゴ糖
・高甘味度甘味料
サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロース、ステビア、甘草
※二糖類も正確にはオリゴ糖の一種です
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