便は大腸で作られます。週に3回以上、すっきり排便できて、便が軟らかいバナナ状なら、大腸が健康な証拠。逆に毎日排便があっても、量が少なかったり、便が硬かったり、残便感があってすっきりしないといった場合は便秘といえます。こうした症状はなぜおこるのでしょうか。
・健康な大腸の動き
大腸の長さは、約1.5メートル。食道、胃、小腸に続いて、消化の最終の働きを担当しています。食物の残りかすは、はじめはどろどろの状態ですが、大腸を通り抜けるうちに水分が吸収されて固まり、便として排泄されます。健康な大腸は、腸内で「ぜん動運動」といってギュッと強く縮んでは緩む動きを繰り返すことで、便をスムーズに送り出していきます。
・小腸の動き
食事から摂った栄養素のほとんどを消化・吸収しているのが小腸です。食べたものは食道と胃を経て3〜4時間ほどで小腸を通過し、大腸に送り込まれます。
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