ウイルス性胃腸炎 アイチウイルス

アイチウイルスは、1989年に愛知県衛生研究所でカキ(牡蠣)が原因と推定された胃腸炎の集団発生事例から発見された、直径30nmのエンベロープのないプラス鎖1本鎖RNAウイルスです。

ウイルス性胃腸炎 アイチウイルス

アイチウイルス は、1989年に愛知県衛生研究所でカキ(牡蠣)が原因と推定された胃腸炎の集団発生事例から発見された、直径30nmのエンベロープのないプラス鎖1本鎖RNAウイルスです。ピコルナウイルス科の新しい属であるコブウイルス属(コブは日本語で、粒子表面がごつごつしていることに由来)に属します。日本での検出頻度は高くありませんが、アジアの発展途上国の小児の下痢便から検出されることがあり、胃腸炎を起こすウイルスであると考えられています。
血清型は1つでA、B型2種類の遺伝子型に分類されますが、2008年にC型の存在が報告されました。また、下水中にはA、B、Cいずれの型にも属さない独立した遺伝子が検出されており、血清型の異なるウイルスの存在が予測されています。コブウイルス属には、他にウシ由来のウシコブウイルス種があります。

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