夏の急性下痢 の半数以上は 感染性胃腸炎 で、ほとんどは細菌感染が原因です。一般に6〜9月に発生する食中毒は細菌感染によるものが多く、12〜3月にはウイルス感染による食中毒が多いとされています。
細菌感染による胃腸炎の中でも カンピロバクター と 腸管出血性大腸菌(EHEC)は注意が必要です。カンピロバクターは細菌感染による胃腸炎の中で最も件数が多く、またEHECはベロ毒素(VT)の産生により溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの重篤な合併症を発症して死亡するケースがある為早期の処置が必要となります。
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