ビフィズス菌や乳酸菌は、そのまま飲んでも多くは生きて腸までたどりつきません。胃を通る時に胃酸の強い酸性で死んでしまうからです。通常のカプセルは胃酸で溶けてしまいますが、胃酸でも溶けないカプセルがあればビフィズス菌や乳酸菌を生きたまま腸にまで届けることができます。それをはじめて実現したのが森下仁丹です。
ビフィズス菌と乳酸菌をカプセルに詰めた健康食品「ビフィーナ」は93年の発売以来リニューアルを重ねるロングセラー商品です。カプセルといっても直径2mmの球形の粒で、中には数千万個の菌が入っているのだとか。
このカプセルは菌以外にも、ほとんど何でも詰めることができ、食品以外にも様々な用途に応用できる点が評価され、08年8月に日本生物工学会の工業技術賞を受賞しています。
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